マナーを改善する気がない麻雀プロって自分のこと恥ずかしくならないの?
少々インパクトのあるタイトルになって申し訳ないが、今回はMリーグの観戦記ではなくてちょっと違うことを書かせていただきたい。
タイトルにもある通り麻雀のマナーに関する話だ。
この前、某団体のビッグタイトルの決勝が放送されていて、僕はそれを観戦していた。
最終日だったのでその日に優勝者が決まる、といったものだったが
ほぼ目無しになってしまった選手の終盤戦の態度が本当に酷かったのだ。完全に不貞腐れていて強打もそうだし打牌の仕方も雑だし誰がどう見てもキレてるのは明らかだった。
その人は最近麻雀プロになった人ではない。もう長いこと麻雀プロとして活動をしてきている人だ。
そんな人達が放送対局で多くの人達に観戦されていて多くの人達に応援されていることを分かっているはずなのに不貞腐れた態度を取るということに対して僕は本当に残念な気持ちになった。
もちろん相当悔しいのだろうというのは分かる。
だけど僕はそれでもグッと悔しさを堪えて、一生懸命最後まで戦う人の方が立派だと思うしカッコいいと思う。
少し話が逸れるが、今ラグビーワールドカップが行われていて、日本が快進撃を続けていることは皆さんもご存知だと思う。
これは先日、日本が世界ランク2位のアイルランドを倒した日のものだが、
試合後日本代表が会場を後にするとき、負けたアイルランドの選手達が拍手で日本の選手を讃えていたのだ。
本当に素晴らしいと思った。アイルランドの選手からすれば世界ランク的に格下の日本に負けたのだ。相当悔しいに違いない。
それでも彼らはこうやって勝者を讃えた。
極端な話になるかもしれないがこういう姿勢は麻雀プロだって必要なのではないか?
選手に対してリスペクトの気持ちを抱いていない故に不貞腐れた態度を取る麻雀プロ。本走中、お客さんの事を一切考えず自分が刺さったからって点棒を投げる麻雀プロ。全く自分の所作を改めようとする気のない麻雀プロ。
沢山いるだろう。
自分が恥ずかしくならないのだろうか?
Mリーグ。せっかくルールで決めたんだからイエローカード制度をちゃんと使えよ、とは別に思わない。
だが対局後でもいいから選手のそういったマナー面の悪い部分はしっかり審判が指摘して改善するように注意をするべきではないか?
萩原の小手返しもそうだし沢崎の一旦牌を叩きつけてからのリーチもそうだしなんなら個人的に一番ダメだろと思ったのは勝又が日向に倍満放銃した時に日向が飜数数えてる間に恐らく先に打点計算し終えた勝又が既に点棒箱から点棒出して準備してるやつ。選手に対するリスペクトが出来ているならちゃんと点数申告されるまで待つはずだ。
別に Mリーグに限った話じゃない。恐らく先ほど述べた放送対局で酷い態度を取っていた選手にしたって、恐らく団体からの注意は入っていないだろう。長年プロをやってきた人達がああいう態度を取ってる時点でお察しだ。
最後に1つ、皆さんに読んでほしい記事があるので載せておく。
http://www.ma-jan.or.jp/writings/hououi/39680.html
多くのタイトルも取ってきたレジェンドと言われている前原が、こうして今でも後輩からの意見を素直に聞き入れて麻雀の内容だけではなくマナーの部分も含めて自身を改善しようと努力しているのだ。自分が誰よりも長いこと麻雀プロとして活動してきていても。自分が誰よりも結果を残してきていても。決して驕ることなく周囲の意見を素直に聞き入れる姿勢というのは多くの人々が見習うべきものではないのか?
この先麻雀プロ、 Mリーグというものがもっと素晴らしいものになっていくことを願って、今回はこういった記事を書かせていただいた。
また今度観戦記書こうと思います。流石に全部は無理なので不定期になってしまいますが読んで下さると嬉しいです。